はじめに
韓国への批判が盛んになされるようになりました。一般に「嫌韓」、「反韓」などと言われるものです。
しかし、「嫌韓」とは何か、あなたは説明できるでしょうか。なんとなく「ネット上の掲示板やツイッターで韓国を批判すること、叩くこと」程度に考えている人も多いのではないでしょうか。
この記事では「嫌韓」とはなにか、「反韓」との違いを含めて解説します。
「嫌韓」とは何なのか
嫌韓。今日韓国を批判すると一般的にこのように言われます。
しかし、この言い方は適当ではありません。正しい意味を調べてみましょう。小学館の『デジタル大辞泉』を見てみましょう。
韓国や韓国人に対して嫌悪感を持つこと。
『デジタル大辞泉 2019年4月版』(小学館)
「嫌悪」という言葉がキーワードです。「嫌悪」とは「強く嫌い憎むこと」です。
果たして、日本人のどれだけが韓国や韓国人を「嫌悪」しているのでしょうか。
日本では韓国のように不買運動は起きていません。韓国への渡航者数もさほど減っていません。韓国のデモのように他国の国旗を引き裂くというようなこともありません。
確かに、一部に民族差別的なデモなどを行う人々もいます。しかし、ごく一部です。ネットでは韓国や朝鮮への憎悪表現、「ヘイトスピーチ」が目に付きますが、ノイジーマイノリティーです。現に彼らが行うデモにはせいぜい集まって二、三百人です。彼らの支援する候補者は、国政はおろか地方議会でも議席を獲得していません。
日本に「嫌韓」は、ほとんどないのです。
反韓とは何なのか
しかし、韓国への批判的な感情を抱く人々は増える一方です。世論調査でも、対韓国感情は悪化しています(「言論NPO」と「東アジア研究院」の世論調査参照)。これは、先で説明したノイジーマイノリティーでは説明が付きません。
サイレントマジョリティーの間に確かな韓国への批判的感情が生まれているのです。
これが「反韓」です。
韓国が行って来た、そして今後も行うであろう反日政策に対する反発が、「反韓」です。
韓国は「反日」でなく「嫌日」
一方韓国は「反日」ではありません。「嫌日」です。
不買運動を行ったり、反日デモで日の丸を引き裂いたりというのは、もはや「反発」ではありません。明らかに、日本を「嫌悪」しています。
もちろん、韓国の人が全員「嫌日」などとは言いません。そのようなことはありえません。
しかし、「嫌日」は少なくとも韓国の
政治に影響力を与えられる程度の勢力ではあります。でなければ、大統領が、任期終了間近になると版日政策を行う理由が説明できません。
韓国では長年の教育の結果日本を嫌う世代が生まれてしまいました。ありもしない歴史を捏造し、反日教育を続けてきた結果が今の韓国です。教育とはつくづく重要なものだと痛感させられます。
日本と韓国の行方~近くて遠い二つの国の未来を考える
日本と韓国の関係はかつてないほど悪化しています。
ネットの普及により、今まで韓国が何をしてきたか多くの人が知ることとなりました。反韓感情が昔のようにおさまることはないでしょう。
一方、韓国では未だに虚偽の歴史が学校で教えられ続けています。「嫌日」もなくならないでしょう。
日本と韓国は今までと違う付き合い方を模索する必要があるでしょう。
日本が今までのように宥和(ゆうわ)する必要はないのです。むしろ、それが、日韓関係を歪めてきたのです。
私は武田教授が再三述べている「有効を保ちつつ、できる限り付き合わない」というのが良いのではないかと思います。これが日韓両国にとって最も良い形ではないでしょうか。